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校長挨拶

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行知学園日本語学校  校長  萩野 慶子

世界的規模の新型コロナウイルス感染騒動で、私たちの平穏な日常があっという間に崩れ、人々の生活がいかに危うく脆いものであるかを実感しました。急激な変化の中にあっても、様々なことに対応できる柔軟な知恵とあらゆる状況下に耐えうる強靭な体力を持つことが、今、私たちに求められています。


受験の真っ只中に身を置く皆さんにとって、1つでも多くの語彙を増やすこと、文法の活用を覚えること、1点でもいい点を取るテクニックを身につけることは、ある意味、ある時には非常に重要です。1点が合否を決することもあるからです。


「すぐに役に立つことは、すぐ役に立たなくなる。すぐに役に立たないことが、(長い目で見ると)役に立つ」という言葉が脳裏をよぎります。


科学技術が加速度的に進歩し、情報そのものの寿命が短くなっている今、一夜漬けや表面的な知識の積み重ねは、意味をなさなくなっています。知り得た情報は、時間の経過と共に色褪せ、その価値が失われていきます。逆に、新鮮な情報は検索すれば常に得られる環境に私たちは置かれているのです。まさに「すぐに役に立つことは、すぐ役に立たなくなる」のです。


だからこそ、物事の基本を身につけ本当に価値のあるものを見極める目を養うことが「真の学び」であることを知ってほしいと思います。


皆さんは、世界史に残るこの時期、日本で新たな人生の一歩を踏み出しました。この経験をマイナスと捉えず、これからの長い道のりで勝ち抜くための「柔軟な知恵とあらゆる状況下に耐えうる強靭な体力」作りのチャンスと考えてください。


行知学園第二附属日本語学校  校長  黒滝 力

今、あなたがするべきことは何でしょう。


その答えは、三つのことを考えれば簡単に出ます。


したいこと、できること、しなければならないこと、この三つです。


大切なのは考える順番です。まず、しなければならないことや、できることを考えてはいけません。そうしてしまうと人生の選択肢を狭めてしまいます。最初に、「したいこと」を考えてください。


しかし、これがなかなか厄介で、中国から日本へ来たばかりの新入生に「あなたは何がしたいですか」と質問すると、答えられない学生がたくさんいます。


私たちの仕事は単純に学生を少しでもレベルの高い大学に入れることではありません。


一人一人の学生にとって本当に価値ある人生とは何なのか、そして、そのために今その学生が選ぶべき道は何なのか、やるべきことは何なのかを考え、そのために私たちがやるべきことを決定し、実行します。


今の環境や状況に甘んじて、その中でできることを見つけるのではなく、環境や状況をぶち壊して変えていく気持ちを持ってください。変えていくには力が必要です。皆さんは今その力を、日本語学校で、大学で身につけようとしているのです。その力とは知力、感性、体力、精神力、社会的能力、経済的能力などあらゆるものを含みます。


第二附属日本語学校では、自分で考え、自分で判断し、自分で行動する人間を育てます。学生自身が本当にやるべきことを自分で発見し、その目標に向かって自らの意志で努力していくよう導き、学生と共に努力します。


努力しなくても、手に入るものはあります。それで満足できるなら、努力しなくていいです。

努力しなければ、手に入らないものもあります。それがほしければ、努力しなければなりません。


最後に数年前に亡くなった田部井淳子さんという人の言葉を贈ります。田部井さんは、女性で初めて世界最高峰エベレスト登頂に成功した登山家です。


「本当にやりたいと思ったことは必ずできます。もし、できなかったら、それはあなたが本当にやりたいと思っていないからです」